"Good Leader"になろう!企画 第三弾 心理的安全をつくろう!
チームは誰もが承認される環境であること
人は承認されて成長するものです。
子育てにおいても、承認されてきた子どもとそうでない子どもでは将来の年収や性格に大きな差があるというデータもあります。
マズロの五段階欲求においても、承認欲求は欠乏欲求とされています。
承認欲求を言い換えると、「尊厳の欲求」や「自尊心の欲求」と呼ばれます。
この欲求が満たされないと、焦燥感や劣等感、無力感などの感情が生まれ、生産性やモチベーションが低下します。
承認される環境をつくらないと、いつまでもメンバーがリーダーの顔色をうかがいながら行動することになります。
承認欲求が満たされて、はじめて成長欲求である”自己実現の欲求”が生まれてきます。
全てはお客様のため、自分のために、チームのために、という自己実現の欲求が生まれることによって、結果も良い方向にいくでしょう。
メンバーの心理的安全をつくろう!
心理的安全性とは、自分の言動が他者に与える影響を強く意識することなく、感じたままの想いを素直に伝えることのできる環境や雰囲気のことです。チームの生産性を高める唯一の方法として、米Google社が発表したことで大きな注目を集めました。
現在では、お金以外の部分に価値を置く人が多いのも事実です。
したがって時代の流れとともに、金銭報酬から感情報酬に移っています。
感情も資産としてたまっていくものです。
メンバーの感情報酬を満たすこともリーダーの立派な仕事です。
心理的安全性について株式会社クラウドワークスのCEO、吉田浩一郎さんがおっしゃっていたのが
優秀なマネージャーは「手段を固定化しない」という共通点があった。
「今日やることは手段として固定化されて当たり前」という考えは捨てること。
リーダーが手段を固定化しないことが重要。
「手段の固定化=思考停止」目的と意味を各自が自分で設定すること。
全社員がクリエイティブな状態を保つためには”心理的安全”を約束すること。
昔は、目標に対して「達成が重要」「つべこべ言うな」と言われてきた。
しかし、現代は”つべこべ”からクリエイティブが生まれる。
メンバーの”つべこべ”を「受け止める」という事実が「心理的な安全」を生み、クリエイティブな思考を生む。
承認される、心理的安全性がある環境→お金以外の価値を得られる( 感情報酬になる)のです。
現代は「ユーザーエクスペリエンス・デザイン」から「エンプロイーエクスペリエンス・デザイン」になりつつあります。
時代の変化にともない、リーダーの”あり方”も変わってくるでしょう(^^)